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  • 【書評】マインドセット「やればできる!」の研究

    【書評】マインドセット「やればできる!」の研究

    『マインドセット「やればできる!の研究」』はキャロル・S・ドゥエック氏による一冊。

    著者はパーソナリティ・社会心理学・発達心理学・成功心理学の世界的な権威であり、イエール大学で心理学博士号を取得後、現在はスタンフォード大学で心理学教授を務めています。

    あるとき著者は、つまずくことを失敗だと考えずに目を輝かせて難題に取り組む子どもたちを見て驚きました。

    失敗やつまずきそのものを楽しむ人間と、失敗をしたら落ち込んでしまう人間がいる。

    その差はどこにあるのか。

    20年にわたる研究から明らかになったのは、人々の人生を支配する2つの異なるマインドセット(心のあり方)の存在でした。

    どちらの説を信じるかによって、その後の人生に大きな開きが出てくるということが分かったのです。

    もし今、あなたの可能性を充分に発揮できずにいるとしたら、その原因はマインドセットにあると言っても良いかもしれません。

    様々な分野の科学的根拠と実例を用いて、学問、芸術、スポーツ、ビジネスの分野で偉大な功績をあげた人と、あげられなかった人の違いを紐解いていくので、納得しながら自分と照らし合わせて読み進めることができます。

    またマインドセットの働きをよく理解した上で、変えたい場合にはどのようにすればよいのかが記されているので、すぐに実践することができます

    自分自身だけでなく家族、同僚、チームメイト、友人…あらゆる人の可能性を最大限に引き出す方法を学んでみませんか。

    教育やスポーツ、ビジネスに携わる方にとって必読書と言われる本書ですが、どんな立場の人でも大きな学びを与えてくれる本です。

    今回は中でも特に取り上げたい事柄をピックアップして、ご紹介したいと思います。

    では早速内容を見ていきましょう。

    2種類のマインドセット

    anonymous unhappy black man suffering on light background
    Photo by Alex Green on Pexels.com

    マインドセットには「こちこちマインドセット」「しなやかマインドセット」の2種類があります。

    こちこちマインドセット

    「こちこちマインドセット」の人は、自分の能力は固定的で変わらないと信じています。

    その能力に欠陥があるなんて自分でも思いたくないし、人からも思われたくないので、ことあるごとに自分の知的能力や人間的資質の有能さを示さずにはいられないのです。

    しくじらずにうまくできるだろうか、賢そうに見えるだろうか、バカと思われやしないか、認めてもらえるだろうか、突っぱねられやしないだろうか、勝ち組でいられるだろうか、負け犬になりはしないかと、いつもびくびくしています。

    失敗して無能な自分を晒すぐらいなら、できることをいつまでも繰り返して有能な自分でいる方が安心なのです。

    しなやかマインドセット

    「しなやかマインドセット」の人は、自分の能力は努力次第で伸ばすことができると信じています。

    もって生まれた才能、適性、興味、気質は一人ひとり異なるけども、努力と経験を重ねることで、誰でもみな大きく伸びていけるという信念を持っています。

    現時点の能力が不本意なものであったとしても、ありのままを受け入れて前向きにチャレンジすることができます。

    失敗から学んで次に活かすことで能力を伸ばしていくことに喜びを感じるのです。

    可能性を最大限に引き出す

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    Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

    子どもや部下、夫、妻…誰かに自信をつけてもらいたいとき、やればできるという気にさせたいときにほめる必要があると思っている人は多いのではないでしょうか。

    それが定着してしまうと失敗を恐れるあまり挑戦することができず、逆に成長を止めてしまいます。

    実はそこには危険が潜んでいると著者は言います。

    危険なほめ方は人を「こちこちマインドセット」へと導いてしまうのです。

    自分や相手の可能性を限界まで引き出すためには、どのようにほめると良いのでしょうか。

    可能性を潰すマインドセット

    子どもに「頭がいいのね」「早く解けたのね」と言って能力や結果をほめると知能が下がることが実験で明らかになっています。

    このほめ方は、「重要なことは能力があるかどうか」「成績から潜在能力までもわかる」というメッセージを送ることと同じです。

    そうなるとその子にとって重要になるのは「能力があるかどうか」ということになります。

    なのでボロを出して自分の能力が疑われるような難しい問題や新しい問題に取り組まなくなります。

    「こちこちマインドセット」が形成されてしまうと、能力あることを示すことに必死になり、失敗を恐れて挑戦することを拒むために自らの可能性を潰してしまうのです。

    可能性を引き出すマインドセット

    逆に「頑張ったのね」「努力したのね」と、努力した過程をほめられた子どもたちは知能が上がるという研究結果も出ています。

    その子が重要視することは「努力すること」になります。

    たとえ難しい問題や新しい問題でも、努力すること自体に価値があるので進んで取り組むようになりました。

    また努力することで自分の能力が伸びるということを経験して学ぶので、たとえ失敗したとしても落ち込まずにさらに努力を重ねればできるようになると思えるようになります。

    「しなやかマインドセット」が形成されると、一生懸命に取り組むことに価値を見出し、つまずくことがあっても前向きに挑戦することができるようになるため自らの可能性を引き出すことができるのです。

    芸術的才能は生まれつき?

    pain palette
    Photo by Fallon Michael on Pexels.com

    知能は訓練しだいで伸ばせると言われると、そうなのかもしれないと多少は納得できるかもしれません。

    では芸術的才能はどうでしょうか。

    例えば、絵を描くのが上手な人は生まれつきその才能があったからだと思いませんか。

    しかし著者は”だれでも芸術的才能を伸ばすことができる”と言います。

    その理由として引用したのは、カルフォルニア大学の教授ベティ・エドワーズの著書『脳の右側で描け』です。

    脳研究にヒントを得て短期間に写実的な画が描ける独自の指導法を開発し、実際にその指導法により受講生の上達していく姿が紹介されています。

    このことを例に挙げて、著者は断言しています。

    訓練をほとんど、あるいはまったく受けてなくてもできてしまう人もいるが、だからといって、それ以外の人は訓練を受けてもできないというわけではない(場合によっては、もともとできた人よりもはるかにうまくできるようになる)。

    人の能力はどれも決まったものでも、固定されたものでもないのです。

    知能だけでなく芸術的才能も固定されたものではなく、訓練や経験次第で伸びるという「しなやかマインドセット」。

    今現在うまく描けていないという結果(初期作品)から、もともと芸術的才能もなく、これからもうまく描けることはないと考えてしまうのが「こちこちマインドセット」。

    どちらの捉え方で生きていくかは自分次第です。

    ”人は変われる”という著者の言葉は、今の能力だけを判断して諦めてしまったり、失敗しては落ち込んでしまったりする人に、別の生き方があることを教えてくれます。

    一生懸命努力して技能を磨けば能力は伸びる、結力を注いでいることそれ自体に価値があるという「しなやかマインドセット」で生きることができれば、今見ている世界はまったく違ったものになるかもしれません。

    本書のまとめ

    パーソナリティ・社会心理学・発達心理学・成功心理学の世界的な権威、キャロル・S・ドゥエック氏の『マインドセット「やればできる!の研究」』は、「マインドセット」によってその後の人生に大きな開きが出ることを明らかにしました。

    マインドセットとは、「心のあり方」のことです。

    「こちこちマインドセット」「しなやかマインドセット」の2種類あり、前者は自分の能力は固定的で変わらないと考え、後者は自分の能力は努力次第で伸ばすことができると考えます。

    「こちこちマインドセット」が形成されると、能力あることを示すことに必死になり、失敗を恐れて挑戦することを拒むために自らの可能性を潰してしまいます。

    「しなやかマインドセット」が形成されると、一生懸命に取り組むことに価値を見出し、つまずくことがあっても前向きに挑戦することができるようになるため自らの可能性を引き出すことができると考えます。

    著者は”今、あなたがどちらの説を信じるかによって、あなたの未来は大きく変わってくる”と言います。

    20年にわたる研究や様々な分野からの科学的根拠に基づく研究結果、実例を見ていくうちにその言葉を現実のものとして実感することができます。

    さらに実践方法も書かれているので、だれでもすぐに行動に移すことができます。

    もし今、あなたの可能性を充分に発揮できずにいるとしたら、その原因はマインドセットにあると言っても良いかもしれません。

    ビジネス・スポーツ・恋愛・友人・人間関係、生きていく上でのすべてに影響を与える「マインドセット」の存在を一度考えてみませんか。

    だれもが自分自身の可能性を最大限に引き出せますように。

    気になった方は、ぜひお手に取って読んでみてくださいね♪

  • 【書評】人望が集まる人の考え方

    【書評】人望が集まる人の考え方

    『人望が集まる人の考え方』は、心理カウンセラーであり累計500万部突破ベストセラー作家のレス・ギブリン氏による一冊です。

    本書は1956年にアメリカで出版されて以来、世界各国で半世紀を超えてもなお読み継がれています。

    年代関係なく読者に支持される理由は、人間の普遍的な原理が書かれているからではないかと思います。

    著者はすべての人は成功と幸福を求めている(その意味は千差万別とも書かれている)とし、その最大の要素は人間関係の技術だと言っています。

    仕事場や家庭など、日々の大半を過ごす場で人間関係の悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

    「顧客との取引きがうまくいかず業績が伸びない」サラリーマン

    「従業員とうまくいかず、経営が難航している」経営者

    「関係がギクシャクしている」夫婦

    「子どもが言うことを聞かなくて困っている」両親

    このような他者との関わりにおける悩みの解決の糸口となるのが、本書に紹介されている”人間の習性に対する正確な理解に基づいた実用的なノウハウ”です。

    本書の魅力は、人間の習性を詳しく説明する際に多くの専門家の研究や実例、言葉が盛り込まれているという点です。

    心理学者をはじめ、多くの離婚訴訟を扱う弁護士、家族関係の第一人者、実業家、経営コンサルタント、全米屈指のセールスマン、職業安定所所長、大勢いる筆者のセミナー受講生…

    他にも産業心理学や言語研究センターと海軍の共同研究まで紹介されています。

    小手先のテクニックでは太刀打ちできなかった悩みに、今一度向き合ってみませんか。

    今回は中でも特に取り上げたい事柄をピックアップして、ご紹介したいと思います。

    では早速内容を見ていきましょう。

    人と関わる3つのパターン

    group of friends walking on beach shore
    Photo by Kindel Media on Pexels.com

    自分一人で生きていける人はいません。

    誰しもが人と関わって生きているのですが、その関わり方の基本的なパターンが3つあると紹介されています。

    1. 求めているものを相手から奪い取る
      例えば、相手を脅して恐れさせる。犯罪者が典型だが、社会的地位が高い人もこのやり方を巧妙に使っている。
    2. 求めているものを与えてもらうために媚びへつらう
      その卑屈な心理状態を端的に表現すると、「どうかお願いですから、おめぐみください」となる。
    3. ギブアンドテイクの精神で公平な交換をおこなう。
      相手が求めているものを与えることによって、相手はお返しをするために、あなたが求めているものを与えてくれる。

    本書では1と2の関わり方は関係なく、扱うのは3のみです。

    つまり相手が求めているものを与えることによって、自分が求めているものを手に入れる方法を紹介しているということです。

    実は私たちは今、他者の求めているものをふんだんに持っています。

    それは何かを正確に理解することで、人と関わる技術を表面的なテクニックにとどめることなく効果的に使うことができます。

    本書には”人が他者が求めていること”について詳しく書かれています。

    どう関わるのかではなく、どうしてそのように関わるのかを知っていれば本書に載っていないことでも自分で考えて応用できるのではないでしょうか。

    すべての人が他者に何かを求めている

    pensive young ethnic businesswoman looking at camera on street
    Photo by John Paul Duhan on Pexels.com

    著者はその答えをこのように述べています。

    すべての人は自分の自尊心を満たしてほしいと強く思っている。

    自尊心の意味を調べてみると、「自分で自分のことを誇らしく思う心。簡単にいうと、自分への高評価。」とありました。(新語時事用語辞典より

    人は他者と関わることによって自分を好きになりたい、平たくいうと自分って結構いいかも!と思いたいものなのです。

    その願望がある程度満たされて初めて、人々は自分のことを「忘れ」、他人に意識を向けることができる。

    また、自分が好きになって初めて、人々は他人に対して友好的になることができる。

    この事実こそ普遍的な人の原理といえます。

    人間関係の最重要ポイントは、「人々はたいてい自分の自尊心を満たすために行動する」ということなのでこの点をいつでも思い出しながら読み進めてほしいと筆者は述べています。

    日々の生活でこの人とうまくいかないなぁと悩んだとき、あなたはその人に何を望んでいますか?

    商品を買ってほしい、きちんと仕事をこなしてほしい、仲良くしてほしい…

    相手になんらかの行動をとってほしいなら、まずはその人の自尊心を満たす方法を実行してみましょう。

    難しく考えず、相手が自分自身をより好きになれるような関わり方ってなんだろうと考えてみると良いと思います。

    人々をひきつける3つの条件

    silhouette of two women facing body of water
    Photo by Dương Nhân on Pexels.com

    相手の自尊心を満たすために、つまり自分自身を好きになれるよう手伝うためには、相手が何を求めているのかを把握しておく必要があります。

    そこで、ここでは”人間の3つの基本的欲求”と一つの事例を紹介したいと思います。

    3つの基本的欲求

    この基本的欲求は「友情をはぐくんで相手を味方につけるための3つの条件」と言い換えることができます。

    自分に当てはめると、確かに自分にもこういう欲求があるなと納得できると思います。

    3つの欲求と、イメージしやすいようにそれぞれにごく簡単に具体的なアプローチ方法をまとめました。

    1. 誰もがあるがままの自分を受け入れてほしいと強く思っている
      自分らしく振る舞う権利を相手に与えよう。
    2. すべての人が自分を認めてほしいと強く思っている
      相手の気づかないような長所を見つけて伝えよう。
    3. すべての人は自分を尊重してほしいと強く思っている
      相手を待たせない、感謝する、特別扱いしよう。

    より確実に取り組みたい方は、本書を読んでから行動に移すことをおすすめします。

    次に、「すべての人が自分を認めてほしいと強く思っている」ということについて、相手を認めるとはどのようなことか事例を見ていきましょう。

    手に負えない子どもを更生させる方法

    これはある心理学者のもとに「手に負えない」というレッテルを貼られた少年が連れてこられたときの話です。

    その少年の父親から「他の子どもと違って、この子には長所と呼べるものが一つもありません」と聞かされた心理学者は、その言葉を聞いて少年の中に認めるべきものを探し始めました。

    彫刻が大好きだということに気づき、彫刻の道具と柔らかい木材を渡してしばらく様子を見てから「素晴らしいね、君は彫刻がとても上手だ」と言いました。

    その後いくつかの長所を認めたところ、少年は言われなくても自分から部屋をきれいにしました。

    その理由を尋ねると「部屋をきれいにすれば、もっと認めてもらえると思った」と答えたそうです。

    相手を認めるということは、相手の欠点を辛抱することを超えて、積極的に長所を見つけることです。

    認めるべきものに焦点を当てるので長所を引き出すことができ、その相手は他の資質も伸ばそうと努力をするようになります。

    自分でも思ってもみないような長所を見つけてくれて、それをきちんと自分の言葉で伝えてくれる人がいたら自分のことを好きになれそうですよね。

    自分っていいかも!と、ほんの少しでも思うことができたなら、その分心の余裕も生まれて相手のことを思いやることができます。

    これが、相手が求めているものを与えることによって、あなたが求めているものを与えてくれるということなんですね。

    お互いに自尊心を満たすことのできる心地の良い人間関係を築くことができれば、仕事もプライベートも充実していきそうです。

    本書の「おわりに」には、「あなたの人間関係を改善し、成功と幸福を手に入れるまで本書は完成しない」という旨が書かれています。

    それぞれが思い描く成功や幸福に向かって進んでいきたいですね。

    ここでは一つしか具体例を紹介できませんでしたが、それぞれの欲求に対して分かりやすい説明と事例が書かれているので是非読んでみてくださいね。

    本書のまとめ

    心理カウンセラーであり累計500万部突破ベストセラー作家、レス・ギブリン氏の『人望が集まる人の考え方』は、「人間関係を改善し、成功と幸福を手に入れるのを手伝う」ことを目的とした一冊です。

    すべての人は自分の自尊心を満たしてほしいと強く思っている

    相手の自尊心を満たすことで、自分が求めている物を手に入れる方法を事例と共に詳しく説明されています。

    今回は”人をひきつける3つの条件”を紹介しました。

    1. 誰もがあるがままの自分を受け入れてほしいと強く思っている
      自分らしく振る舞う権利を相手に与えよう。
    2. すべての人が自分を認めてほしいと強く思っている
      相手の気づかないような長所を見つけて伝えよう。
    3. すべての人は自分を尊重してほしいと強く思っている
      相手を待たせない、感謝する、特別扱いしよう。

    表面を取り繕う方法でなく、”人の習性”に対する正確な理解に基づいた実用的なノウハウの数々は、今ある悩みをきっと解決へと導いてくれます。

    また多方面から集めた専門家の研究や実例、言葉が盛りだくさんなので、納得しながら読み進めることができます。

    今回ご紹介した内容の他にも「自分の隠れ資産を有効に使う方法」「相手によい第一印象を与える方法」「相手の全面協力を得て成果を上げる方法」など興味深い内容がたくさん盛り込まれています。

    最後には「自己分析チェックリスト」などがあり、実際に行動できるようになっているのも嬉しいです。

    みなさんが自分なりの成功と幸福を手に入れることができますように。

    気になった方は、ぜひお手に取って読んでみてくださいね♪

  • 【書評】仕事は楽しいかね?

    【書評】仕事は楽しいかね?

    『仕事は楽しいかね?』は、マクドナルド、3M、P&G、コダックなど大手企業を顧客に持つマーケティング・リサーチ会社を起業したデイル・ドーテン氏による一冊。

    ”仕事は楽しいかね?”というタイトルを読んで、心に引っかかりを感じた人も多いのではないでしょうか。

    なんとなく続けている仕事をこなして日々は過ぎ、気づけば十数年。自分は何が誇れるようになり、何を達成したのか…

    その思いに気づかないふりをして家族やローンの返済、その他諸々の義務のために日々働いていませんか?

    何かのタイミングで、”これからは自分でチャンスを見出し、大胆かつ勇敢に夢に向かって生きるぞ”と意気込みながらも、やはり新しい環境に身を置くことに躊躇してしまい、一歩を踏み出せずにいる方にこの本をおすすめします。

    この本の主人公の一人である「私」は同じような悩みを持つ30代半ばのサラリーマンです。

    その「私」が乗る予定だった飛行機のフライトが吹雪でキャンセルになったところから本書は始まります。

    その空港で起業家、発明家として富を築く老人「マックス」に出会い、翌日の運行まで一夜限りの講義を受けるという流れで話が進んでいきます。

    その講義の内容がとても興味深いのですが、特徴としてあげたいことはなんといっても事例の多さです。


    多くの事例を用いてどのように行動するべきかが書かれているので、自分にあった内容を選び取ってすぐに行動に移すことができます。

    また全14章の各タイトルはマックスの言葉になっており、生き方のヒントとなる言葉がいくつも散りばめられています。そのときどきで刺さる言葉が違い、その点も面白さの一つです。

    今回はその中でも特に取り上げたい言葉をピックアップして、ご紹介したいと思います。

    では早速内容を見ていきましょう。

    遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る

    positive businesswoman doing paperwork in office
    Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

    最新の自己啓発本を読み、今までの自分の人生を省みた上で長期の目標を立てるも、なかなかうまくいかない…

    そんな方にはアップル・コンピューター第一号をつくったスティーヴ・ウォズニアックの事例がヒントになるかもしれません。

    ウォズニアックは世界を変えたかったわけでも、大企業のトップになりたかったわけでもなかったのです。

    大きな目標はなく、ただ自家製コンピューター・クラブの仲間に自慢したかっただけ。

    それが結果大きな成果を生み出している。

    要するに、”ただ、遊び感覚で色々やって、成り行きを見守ろう”ということです。

    成功する人たちは、自分がどこへ向かっているか分かっていないという事実があるということを知っているだけでもいつもと違うアプローチができそうです。

    目標も立てず、ただ遊び回ればいいの?!と混乱してしまった方へ、マックスは他の言葉も用意しています。

    毎日毎日、違う自分になること

    man wearing black and white stripe shirt looking at white printer papers on the wall
    Photo by Startup Stock Photos on Pexels.com

    長期の目標に否定的なマックスにも、たった一つだけ目標があります。

    それが”毎日毎日、違う自分になること”です。

    どういうことかというと、”試す”ことを続けるということです。

    とにかく手当たりしだいに、あっちにぶつかりこっちにぶつかりしながら試行錯誤を繰り返すこと、これが毎日違う自分になるという意味です。

    日々何かを試すということはとても大変なことだけれど、そうして過ごしているうちに偶然はやってきます。

    ”空前のヒット商品”であるコカ・コーラ、リーバイス、チョコチップ・クッキー。

    どの事例も”偶然の出来事”から生み出されたもので、さまざまなことに目を向けて注意を払い始めたら、ありとあらゆるところに偶然が転がっていると教えてくれます。

    コカ・コーラを生み出したジョン・ペンバートンも、リーバイスを世に出したリーバイ・ストラウスも皆、ぼんやり座っていてはいなかった。

    偶然の出来事や失敗から、考え抜き、試し抜いたのです。

    次はあなたの番です。

    働いている日々の中で仕事上のミスから、ストレスを抱える仕事内容から、新しい試みが見えてくることはないでしょうか。

    あらゆる小説、テレビ番組、コマーシャル…目につくさまざまなことから、新たな組み合わせを見つけて今とは違う可能性を生み出すことができるかもしれません。

    あるべき状態より、良くあること

    road landscape nature sky
    Photo by Pixabay on Pexels.com

    いろいろ試して、毎日違う自分になること。

    ここで大切になるのは、”あるべき状態より、良くあること”です。

    フルート奏者ジャン・ピエールの言葉を借りるなら”完璧より良く”ありたいということで、どこまでも完璧はなく、より良いものを求め続ける姿を指します。

    自分にとってより良い働き方は何か考え抜き、試す。

    うまくいったとしたら、さらに良くするためには…と考えて試す。

    その中で上司や同僚に提案したり、考えを聞いたりしてみる。

    すると身の回りの物事からだけでなく、人を通してもアイディアは自分の元へ飛び込んでくるようになるのです。

    良い循環が生まれると、いつの間にか以前とは違った仕事を任されるようになったり、大人になって初めて心から生き生きと過ごせるようになっていたりするかもしれません。

    本書のまとめ

    デイル・ドーテン氏の『仕事は楽しいかね?』は、「なんとなく今の仕事を続けているけれど、誇れようなこともなく、何も達成していない」「新しい働き方を見つけたいけれど、仕事を変えるにも妻子やローン、その他諸々の義務を抱えて一歩が踏み出せない」という方へ、生きるヒントを与えてくれる本です。

    マクドナルド、3M、P&G、コダックなど大手企業を顧客に持つマーケティング・リサーチ会社を起業したデイル・ドーテン氏だからこそ語れる言葉や事例は大きく私たちの心を揺さぶります。

    多くの事例を通して見えてくるのは、今までと違った物事の捉え方や見方、アプローチ方法。

    その根底を流れるのは、いつでも完璧のその先を目指し、試し続けるという生き方。

    本書を読み進めるたびに、常識にとらわれないたくさんの言葉と出会うことができますよ。

    ただなんとなくこなしていた仕事も、生き方までも自分次第で少しずつ変えていけます。

    今回ご紹介した3つの言葉。

    「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ること」

    「毎日毎日、違う自分になるということ」

    「あるべき状態より、良くあること」

    この他にも、「成功とは、右に倣えをしないこと」「もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?」「完璧とは、ダメになる過程の第一段階」など、はっとする言葉が盛り沢山です。

    すべての章が繋がってゆき読み終わったあと、そっと背中を押してくれます。

    今ある悩みに合った答えがどうか見つかりますように。

    気になった方は、ぜひお手に取って読んでみてくださいね♪

  • 【書評】最高の生き方

    【書評】最高の生き方

    『最高の生き方』は、『最強の働き方』『一流の育て方』で同じみのムーギー・キム氏が、哲学・脳科学・心理学・霊長類学・宗教学の真髄を1冊にまとめた最高傑作です。

    今回はこの『最高の生き方』について紹介していきます。

    著者は慶應義塾大学総合政策学部卒業後、INSEADでMBAを取得し、外資系金融業界やバイリンガルを生かしたコンサル事業で活躍しています。

    著書は6カ国にて60万部突破しており、一度は読んでおきたいものです。

    Amazonレビューには、

    『この本は、著者が「これで執筆活動を引退されてしまうのでは?」と思えるほどの集大成になっている』

    『ムーギー・キムさんと中野信子さんら有名著書のコラボが最高傑作を生んだ』

    などの声が上がっています。

    では早速内容を見ていきましょう。

    人生の疲れ、悩みの解決策とは

    man in blue and brown plaid dress shirt touching his hair
    Photo by Nathan Cowley on Pexels.com

    本書は[なぜ働いているのだろう][なぜ頑張れないのだろう][自分にとっての価値あるものとは何だろう]といった人生の疲れや悩みへの解決策が載っています。

    先に結論を申し上げてしまいますが、その答えはズバリ「幸福の相対性理論」が働いているためです。

    つまり、他者との比較によって幸福を感じていることによる弊害が起きていると言うわけです。

    SNSで溢れる虚像

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    Photo by Vera Arsic on Pexels.com

    近年、インターネット社会が大流行し、世界中で大人気になっているSNSとして『Instagram』があげられます。

    Instagramでは、みな、かわいい自分・かわいい我が子・かわいいペットの他、飲み食いした映えな食事・綺麗な景色・高級ホテル等々の写真をかっこよく、おしゃれに加工し、投稿しています。

    ここまで聞いていると「あぁ、Instagramの投稿は本当の人・物そのものではなく、加工し完璧に作られた虚像だよね」と気づくことができるはずです。

    ですが、人間の脳は単純すぎるが故、見たものを本人・本物そのものと勘違いをしてしまう性質があります。

    つまり、虚像である完璧に完成された人・物と完成していない自分を比べて自己嫌悪に陥ってしまっているわけです。

    ちなみに、辞書で『虚像』と調べると『実際とは異なる、作られたイメージ』と出てきます。

    つまり本書では”Instagram上の”友人や有名人たちのことを指します。

    実際とは異なるものと比べて不幸を感じる必要などあるのでしょうか?いいえ、そのような必要はありません。

    このように、幸福を感じて生きるためには『自分の軸』を作ることが大切です。

    比べない生き方

    crop woman showing okay gesture touching sun on street
    Photo by APRIL STUDIO on Pexels.com

    幸福を他人と比べてしか感じられない人間には、最高の生き方はできません。

    インターネット社会が進む中で、このように他人が気になると言う人間の習性を理解し、利用して生み出されたビジネスがSNSです。

    [他人の行動が気になってしまう][他人に比べて不幸だと思う]これらは間違いなのです。

    幸福とは、比べて感じる物ではなく、自らの心で感じることです。

    あなたも比べることをやめて、最高の生き方を実現しませんか?

    本書のまとめ

    ムーギー・キム氏の『最高の生き方』は、哲学・脳科学・心理学・霊長類学・宗教学の観点から「なぜ他人は比べてしまうのか?」「なぜ他人は他人を気にしすぎてしまうのか?」「幸福とはなんなのか?」など、現代人の悩みを解決するためのヒントがまとめられています。

    また本書の中で著者本人が言うように、”頭のいい学者でなく、何事もうまくいっている天才でもない、人一倍悩み、挫折した”ムーギー・キム氏だからこそ私たちに響く内容になっています。

    他にも悩みの種である迷惑な人達を動物に例えて面白く、分かりやすく解説しているところも大きな魅力の一つです。

    [女の激しい争いーマウンティング・クイーン・ゴリラ]

    [成功は私のおかげ、失敗は部下のせいーテガラノドン]

    こんな人達の傾向と対策もまとめられています。

    知らないうちに「幸福の相対性理論」が働いて、他者との比較によって幸福を感じてしまう私達。

    その道の専門家たちからの言葉は、生きる指標になります。

    きっと今ある悩みに合った答えが見つかりますように。

    気になった方は、ぜひお手に取って読んでみてくださいね♪

  • 【書評】世界で一番やさしい会議の教科書

    【書評】世界で一番やさしい会議の教科書

    「今日の会議も長くなるのかな?早く帰りたい」

    「今日の会議では結局なにが決まったのだっけ?」

    みなさんは仕事の中でこのように思うことはありませんか?

    わたし自身もこのように感じたことはたくさんあります。

    では、なぜこのような「ダメダメ会議」になってしまうのでしょうか?

    それは適切に「ファシリテーション」されていないからであることが往々にしてあります。

    「ダメダメ会議」に終止符をうつためにはどうしたらいいのか?

    そのヒントとなることが書いてあるのが榊巻亮 氏 著の

    「世界で一番やさしい 会議の教科書」です!

    本の内容で重要な部分をお伝えします。

    この記事を読み終わったあとにはきっと、みなさんの仕事での会議がより有意義なものになります。

    会議をよくするために必要なファシリテーションとは?

    person writing on the notebook
    Photo by Startup Stock Photos on Pexels.com

    ファシリテートは「促進する・容易にする」という意味です。

    会議は何かを決める場所ですよね!

    なので、会議ファシリテーションは「何かを決めることを促進する・容易にする技術」ということになります。

    この記事を見てくださっている方にはぜひとも「ファシリテーション」ができるようになってほしいと思います。

    「そんなことできないよー」

    って思われるかもしれませんが、まずは小さな一歩からで構いません。

    次の項目でまず取り組んでほしいことから順にお伝えしていきますね。

    会議ファシリテーションに必要な4つのこと

    white wooden table with chairs set
    Photo by Pixabay on Pexels.com

    会議ファシリテーションで必要なことは下記の4つ。

    • 決まったことを確認しよう!
    • 書いて参加者に見せよう!
    • 全員にファシリテーションをしてもらおう!
    • Prepを考えよう!

    以下、ひとつづつ説明して行きます。

    決まったことを確認しよう!

    いざ会議に参加してたくさんの議論がおこなわれます。

    そして終わったときに、こんなことを思うことはありませんか?

    「あれ?今日の会議で何が決まったっけ?これから何をすればいいのかな?」

    おそらく、このように思うのであれば他の人も感じていることと思います。

    そんなときに実践してほしいのがこれ!

    『会議の終了時に、その日の会議で決まったことを周知する』

    ぜひ、他のメンバーのことも考えて、決定事項を最後に周知してみてくださいね。

    書いて参加者に見せよう!

    なんとなく予想できるかもしれませんが、そうです。ホワイトボードです!

    でもこれが本当に大事になるのです。

    特に下記の部分を意識してホワイトボードに書いてみてください。

    • 会議の進め方について
    • 会議の終了条件について
    • 発言をそのまま書く

    特に発言をそのままくというところは「意見」「論点」「決定事項」を意識すると書きやすくなります。

    書いたことを参加者が見ることで、今は何の話をしていて、どのタイミングで終わりになるかわかりやすくなります。

    全員にファシリテーションをしてもらおう

    会議は誰か1人が仕切るのではありません。

    全員が「ファシリテーション精神」を持つことが大事になります。

    • 参加する人たちにもファシリテーションの本を見てもらう。
    • ファシリテーション仲間をつくること!

    これらを意識すると、お互いがフォローしあえて有益な会議になることでしょう。

    Prepを考えよう!

    会議は途中のファシリテーションはとても大事ですが、同じように重要なのが事前準備です。

    本書では準備に「会議prepシート」を用いることを勧めています。

    この「会議prepシート」には下記のような項目があります。

    • 終了条件
    • 参加者
    • 参加者の状態
    • 参加者が抱く疑問・不満
    • 議論の流れ

    ぜひこのシートを使用すると、会議中に起こりうる事柄を事前にイメージしやすくなり、円滑に進行しやすくなります。

    「そんなのめんどくさいよー」

    って思うかもしれませんが、このような事前準備がないから「ダメダメ会議」が蔓延してしまいます。

    ぜひ毎回の会議で使用するべきです。

    本書でも慣れてきたら使用しなくて良いが、それまでは使用するように!とすすめられています。

    さあ、行動に移してみましょう!

    person rock climbing
    Photo by Анна Рыжкова on Pexels.com

    今回紹介した内容は知るだけじゃなくて、実践してこそ会議が有意義になるものです。

    まだまだ若いし、発言も難しい、、、って思う方ほど本書を読んでいただき、小さな一歩から踏み出してみてくださいね。

    きっと会議が劇的に変わるはずですよ!

    本記事のまとめ

    いかがでしたでしょうか?

    • 会議をよりよくするためにはファシリテーション「=促進すること」が大事!
    • ファシリテーションには、確認すること、参加者に見せること、仲間をつくること、事前準備が大事です。
    • まずは小さな一歩からでも行動することが大事!

    みなさんの会議がより良いものになることを願っています。

    それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

  • 【書評】自分を操る超集中力

    【書評】自分を操る超集中力

    本日は著者メンタリストDaiGo氏の数ある書籍の中で一番売れている40万部突破の名著、かんき出版から出されている『自分を操る超集中力』についてご紹介します。

    この本の著者DaiGo氏は、人の心を読み操ることのできる日本唯一のメンタリストであり、TVへも多数出演されています。

    また、外資系企業のコンサルや投資・教育雑誌への連載なども手掛ける多彩な方です。

    そんな心理学のプロの著者が「すぐに気が散り、集中力が持続しない」「すぐにスマホを触ってしまって、仕事が進まない」「仕事・勉強・家事・育児…全てにすぐ疲れてしまう」といった悩みをこの1冊で解決してくれています。

    本書では、簡単に実行できて即効性のある18のメンタリズムが紹介されています。

    きっとあなたの悩みに合った解決方法が見つかるはずです。

    今回は紹介されているメンタリズムの一つを取り上げて、解説していきたいと思います。

    1歩目のハードルを下げる

    row of barriers on empty track
    Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

    「1歩目のハードル」を下げること。

    このことが集中力を高め、持続させるために特に大切なことだとDaiGo氏は言っています。

    例えば「朝は毎日4時起きにして、副業でブログを2時間書き、その後1時間の筋トレをして、朝食はプロテインとスムージーを摂取してから毎日出社する。」という目標を立てたとします。

    果たしてこの人は何日続けられるでしょうか?

    今まで0だったものをいきなり100にしようとすると必ず無理が生じます。

    つまり挫折してしまうのです。

    この目標を立てた大半の人は1日または3日坊主で終わってしまうことがほとんどでしょう。

    集中力も同じです。

    少しずつ取り入れて「習慣化」を目指す

    woman with white sunvisor running
    Photo by Pixabay on Pexels.com

    0を100にするのではなく、段階を踏んで0を→10に、10を→20にと徐々に100に近づけていくことが大切なのだと著者は言います。

    例えば最終的な目標が次の3つなのだとしたら、全てを一気に実行するのではなく、少しずつ取り入れていくようにしましょう。

    • 毎朝早起きしてブログを書くこと
    • 毎日筋トレを1時間すること
    • 朝はフルーツとプロテインを摂取すること

    早起きに挑戦

    まずは、朝7時に起きていたところを6時半に起きる。

    慣れてきたら6時5時半と徐々に早起きにしていく。

    このように徐々に目標に近づけ、最終的に早起きすることを「習慣化」させてしまうのです。

    ブログに挑戦

    次に、早起きできるようになると時間が余る…ということでブログを書くことにします。

    ブログもまずは1行書くことから始めましょう。

    これは必ず毎日行うこと。

    するといつの間にか最後まで書いている…なんてことも。

    何も書きたくなくても、パソコンの前に座ることを義務にしてしまう。

    そうすることでブログを書くことを「くせ」にするのです。

    筋トレに挑戦

    その次に、30分残った時間でストレッチを毎日行うことにしましょう。

    すると、筋トレもしたくなってくる。

    つまり筋トレが「くせ」になるのです。

    徐々に筋トレも追加していく。

    いつの間にか集中力アップ

    young woman painting on paper at workplace
    Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

    さきほど紹介したように、全てにおいて1つ1つ段階を踏む必要があります。

    今無理なことを集中力を使って一気に行うことは不可能です。

    慣れるまでは集中力は最大限に発揮できません。

    潔く諦めましょう。

    最初の目標、つまり1歩目のハードルを高く設定しすぎるから集中力が持続しないのです。

    だから目標を段階的に設定することが必要になってくるのです。

    1つできれば自信がつく→やる気が出る→はかどる→集中力がいつのまにかアップしている!

    このように自分が知らないうちに集中力が身につくのです。

    「習慣化」すれば集中力は持続する

    person writing on paper using yellow and black pen
    Photo by Startup Stock Photos on Pexels.com

    集中力が持続しないのは「習慣」になっていないからです。

    習慣化させてしまえば集中力は持続します。

    例えば、くせでやってしまうことや、習慣化になっていること…髪を洗ったり、セットしたり、化粧をしたりすることって、意図せず集中してやっていませんか?

    つまり、勉強も仕事も集中力を持続させたいなら習慣化させることが大事なのです。

    このことを覚えておいて、自分の目標がいつか「習慣化」できるよう意識してみましょう。

    本記事のまとめ

    メンタリストDaiGo氏の『自分を操る超集中力』は、すぐに実践できる「集中力を高める具体的な方法」や「集中力を高めるためのいい習慣・悪い習慣」が紹介されています。

    今回は集中力をアップさせ持続するために、目標のハードルを低くして「習慣化」を目指す方法をご紹介しました。

    他にも生きていく上で知っておいて損はない情報がたくさん詰まっている書籍となっています。

    ぜひ手に取ってお読みください。