ふるさと納税と住宅ローン控除は同時に使えるの?【手続きも解説】

ふるさと納税

ふるさと納税をしようと思っている。

家をローンで購入したから住宅ローン控除を使っているんだけどふるさと納税をしても使えるんだろうか。

なにか影響があるなら教えてほしい。

こんな疑問に答えます。

結論から言えばふるさと納税をしても住宅ローン控除を使うことはできます。

ただし、納税額が充分にないと住宅ローン控除を満額使えなくなることはあります。

この記事を書いている僕は、税理士をやっていまして、クライアントからふるさと納税の相談を受けることもあります。

これからふるさと納税をはじめたい方のためにふるさと納税と住宅ローン控除との関係を説明します。

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ふるさと納税をしても住宅ローン控除は使えます

結論、ふるさと納税をしても住宅ローン控除は使えますし、ふるさと納税の控除限度額は変わりません。

その理由はふるさと納税と住宅ローン控除は控除の種類が違うから。

ふるさと納税は所得控除、住宅ローン控除は税額控除です。

所得税の仕組み

まずは所得税の計算の仕組みについて簡単に説明します。

  1. 収入ー経費=所得(儲け)
  2. 所得ー所得控除=課税標準
  3. 課税標準×税率=所得税額
  4. 所得税額ー税額控除=納税額

計算の仕組みをシンプルにすると概ねこんな感じです。

所得税額の計算の後に税額控除があるので住宅ローン控除はふるさと納税の限度額に影響しないのです。

ふるさと納税の仕組みについては以下の記事が参考になります。

【初心者向け】ふるさと納税とは何か仕組みをわかりやすく説明します!

住宅ローン控除とは 

住宅ローン控除とは、借入金を利用して家を購入して、その家を住居としている場合には、毎年の年末借入金残高の1%を所得税額から控除できる制度です。

例えば平成30年中に3,000万円の借入金で自宅を購入して年末の借入金残高がそのまま3,000万円だったとします。

3,000万円×1%=30万円を所得税から控除します。

ざっくり言うとこんな感じですが、住宅の要件や借りた時期によって率が違ったりするので詳しくは税務署・税理士(僕でもOKです)にご相談ください。

ふるさと納税と住宅ローン控除を両方使うときの注意点

ふるさと納税と住宅ローン控除を両方使うときの注意点は1点。

ふるさと納税適用後の税額(所得税+住民税)が住宅ローン控除の金額以上にならなければ住宅ローン控除を満額使えなくなります。

ただ、基本的には大半の方が住宅ローン減税とふるさと納税を併用しても両方の控除を受けることが出来て、住宅ローン控除を使い切れないのはごくまれなパターンだと思います。

ふるさと納税と住宅ローン控除を両方使うときの手続き

ふるさと納税と住宅ローン控除両方使うときの手続きって何か違うの?

ふるさと納税と住宅ローン控除、両方使う場合の手続きについて説明します。

住宅ローン控除1年目

住宅ローン控除をはじめて使う1年目については必ず確定申告ことになっています。

ふるさと納税については、住宅ローン控除で確定申告をしなければならないので、ワンストップ特例は使えません。

ワンストップ特例は以下の2つの条件両方満たしている方が利用できます。

  • 寄付をした年の所得について確定申告の必要がない
  • ふるさと納税の寄付先の自治体が5つまで

ですので住宅ローン控除の1年目はふるさと納税も住宅ローン控除も確定申告をして申告する必要があります。

住宅ローン控除2年目

住宅ローン控除は2年目以降は年末調整で会社に書類を提出するだけで終わります。

住宅ローン控除の手続きこれでOKです。

あとはふるさと納税の手続きをする必要がありますよね。

ふるさと納税は確定申告をするか、ワンストップ特例の申請をするか、いずれかです。

確定申告をする際には住宅ローン控除を含めて計算することを忘れないようにしましょう。

まとめ

以上、ふるさと納税と住宅ローン控除は両方同時に使えます。

住宅ローン控除は税額控除なのでふるさと納税の限度額には影響ありません。

ただし、住宅ローン控除の額が税額(所得税+住民税)を超えると住宅ローン控除を使いきれなくなります。

ふるさと納税と住宅ローン控除を両方とも使うときの手続きは1年目と2年目では住宅ローン控除の手続きが異なるため注意が必要です。

住宅ローン控除1年目は確定申告をしなければならないので確定申告が必須です。

2年目以降は確定申告、ワンストップ特例の要件を満たせばワンストップ特例も利用できます。